2013年11月23日(土)
秘密保護法案「修正」合意 維新 僅差で承認
賛成27、反対23
党内から異論続出
日本維新の会は22日、国会内で総務会を開き、自民、公明の与党と合意した秘密保護法案の「修正」合意について了承。先立つ国家政策部会の採決では賛成27、反対23の僅差でした。
松野頼久国会議員団幹事長は直後の代議士会で、承認決定を報告し、「良い案に仕上がった。胸をはっていただきたい」と発言。一方、「自民の翼賛勢力」との批判を意識し、「国会質疑を通じ、第三者機関の設置を政府に確認していく」とし、日程についても「26日の採決には応じられない」などと述べました。
石原慎太郎共同代表は、反対世論が広がっていることについて「メディアがつくっている被害妄想。この騒ぎ、風聞をあんまり気にしないで判断していただきたい」と暴言をはくとともに「(修正協議で)この法案を合理的にした。自民党も評価している」と理解を求めました。
しかし、「修正」協議で与党側に押し切られたことに党内の不満は広がっています。
総務会前に開かれた国家政策部会では、参加者から「審議をつくすべきだ。継続審議でもいい」「党の態度を決めるのは時期尚早だ」などの異論が続出。賛成意見の中でも、“首相が第三者機関の設置を約束すること”が条件とするものも多くありました。