2013年11月23日(土)
官邸前行動80回目
広がる「原発ゼロ」
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首都圏反原発連合(反原連)による、即時原発ゼロ、再稼働反対を訴える官邸前抗議行動が22日、首相官邸前と国会周辺で行われました。
2012年3月に始まった同行動はこの日、80回目を数えました。2200人(主催者発表)が、「再稼働ヤメヨウ」「福島事故は未解決」と書かれたプラカードや傘、提灯(ちょうちん)などのアピールグッズを掲げて「原発なくせ」「再稼働反対」「海を汚すな」と訴えました。
「一度は来たいと思っていました」と話す埼玉県鴻巣市の男性(69)は「最近は、事故が起きたときには反対だといってなかった人がテレビなどで反対というなど、原発ゼロの思いが広がってきていると感じます。すべての原発がなくなるまで一緒に頑張りたい」と話しました。
福島県出身で神奈川県内に住む会社員、男性(64)は「汚染水問題は日々悪化して不安に思う。東電では対応しきれない。国が責任を持ってやってほしい」と話しました。
山口県で上関原発建設反対の行動を続ける人たちがスピーチ。「祝島では31年間、国策とたたかい、1180回のデモをやってきた。これからも体を張ってがんばる」と決意を語りました。
笠井・吉良氏スピーチ
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日本共産党の吉良よし子参院議員と笠井亮衆院議員は22日、首相官邸前行動に参加し、国会前でスピーチしました。
吉良氏は「汚染水を放置したまま原発の再稼働はありえません。いますぐやるべきことは、しっかりした汚染水対策です」と訴えました。
笠井氏は、「原発輸出のため安倍首相だけでなく経団連までうごめいている。とんでもないことです。国と東電が何をやっているのか、しっかり見て追及していきたい。いますぐに政治の決断で原発ゼロが必要です。ご一緒にがんばりましょう」と呼びかけ。「子どもを守れ!」「原発廃炉!」とコールしました。