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2013年11月23日(土)

猪瀬都知事に徳洲会5000万円

虚偽記載の疑い

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 東京都の猪瀬直樹知事が、公職選挙法違反の容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた医療法人「徳洲会」グループから5000万円の提供を受けていたことが22日、明らかになりました。強制捜査後の9月、猪瀬知事の特別秘書が返却したといいます。

 猪瀬氏は同日の記者会見で、昨年11月、翌月の知事選立候補のあいさつのために、神奈川県の病院を訪れ、入院中の徳田虎雄前理事長(75)=元衆院議員=と面会。その後、次男の徳田毅衆院議員(42)から直接、5000万円を受け取ったことを認めました。

 猪瀬氏は会見で、5000万円は無利子・無担保で借りたものだが、借用書の相手側の名前は「見ませんでした」と説明。1月に徳田氏側に返却を申し出たものの、実際に返却したのは8カ月後。

 3月に提出した知事の資産等報告書には、借入金は「該当なし」としていましたが、22日付で「5000万円」と訂正しました。

 猪瀬知事が都選管に提出した選挙運動の収支報告書によると、収入の合計は3050万円で、このうち3000万円は自己資金と記載。徳洲会に関する記載はありませんでした。政治資金収支報告書にも「借入金」の記載はなく、公選法の虚偽記載にあたる疑いがあります。

 日本共産党都議団の大山とも子幹事長は、「都の補助金を受けている病院グループから、猪瀬氏自身が、無利子、無担保という破格の条件で、多額の資金提供を受けたことは重大であり、政治家として許されざることだ。徹底して追及していく」としています。


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