2013年11月20日(水)
民放番組に小池議員出演
特養待機42万人 家族負担押し付けるな
日本共産党の小池晃参院議員は18日放映のテレビ朝日系「TVタックル」に出演し、高齢化に伴う医療・介護について討論しました。“自共対決”の討論となり、社会保障政策の不備による高齢者や家族にのしかかる負担や問題点を小池氏が鋭く指摘しました。
自民党の武見敬三参院議員(元厚生労働副大臣)は高齢者が「自立できる健康寿命」と平均寿命の差を埋めることが基本だと強調しました。
これに対し小池議員は「言ってることとやっていることが違う」と指摘。安倍自公政権が「年金額引き下げや、介護保険の大改悪と70歳から74歳までの医療費窓口負担を2倍化しようとしている」と批判しました。
医療問題について自民党の秋葉賢也衆院議員(前厚労副大臣)は、日本では「安易に」大病院に行き、医療費が膨らんでいると述べました。
番組では、病院からの患者追い出しがすすめられていることとともに、長期入院の高齢者を支える有床診療所が1990年から6割減少したことが紹介されました。
こうした実態に驚くレギュラー出演者らに対し小池氏は、「病院から早く追い出す仕組みをつくる一方で、国は有床診療所の診療報酬を低く抑える政策を取ってきた」と指摘し、支援の必要性を強調しました。
介護について武見氏は、家族による在宅介護を基本とすべきだと強調しました。レギュラー出演する大竹まこと氏は「自助でやれというけれど、国がある程度保障する仕組みが必要だ」と述べました。
小池氏は「介護の選択肢を増やす」と主張する武見氏に対し、「特養ホームの待機者が全国で42万人もおり、“選択”などできないのが現状だ。家族にさらに負担を押し付けることはやめるべきだ」と述べ、「プログラム法案」によって社会保障の大改悪をたくらむ安倍自公政権を厳しく批判しました。