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2013年11月15日(金)

医療再生急げ 現場から

医師・歯科医師ら国会内集会

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(写真)医療現場の厳しい実態が報告された集会=14日、国会内

 医療崩壊に直面し、その再生に向けとりくむ医師・歯科医師らによるドクターズ・デモンストレーション2013集会が14日、国会内で開かれ、医療関係者ら約200人が参加しました。主催は同実行委員会。「団塊の世代」が75歳以上となる2025年に備え医療・福祉の体制整備は喫緊の課題だとして、医療再生を求めるアピールを採択しました。

 ▽地域医療を安定的に継続するため診療報酬の大幅な引き上げ▽消費税増税によって地域に必要な医療機関が経営危機に陥らないようにする▽患者の窓口負担の軽減、などを求めています。

 代表世話人の本田宏・済生会栗橋病院(埼玉)院長補佐が「長年の医療費抑制政策で日本の医療費は先進国で最低レベル。医療スタッフの不足は深刻です」と指摘。2025年問題に周到な準備を、と問題提起しました。

 各分野から医療崩壊の実態などが報告されました。病院勤務医の調査で、超長時間労働が日常化し、「最近、やめたいと思う」医師が34%にも上る(全国医師ユニオン)、「看護師不足が深刻で、ある大学病院では過重な業務に疲れて毎年150人の看護師がやめていく。せめて先進国並みに、と改善を訴えていこう」(東京・看護師)などの発言が続きました。

 各党の議員が参加。日本共産党から小池晃、田村智子、辰巳孝太郎の各参院議員があいさつしました。

 集会後、代表世話人の住江憲勇全国保険医団体連合会会長、同、植山直人・全国医師ユニオン代表らが財務省を訪れ、藤井健志主税局審議官に集会アピール、要請項目を手渡し、懇談しました。日本共産党の大門実紀史参院議員が同席しました。


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