2013年11月14日(木)
第9回中央委員会総会について
2013年11月13日 日本共産党中央委員会書記局
一、日本共産党第9回中央委員会総会(9中総)は、11月12・13の両日、党本部で開かれた。
一、総会では志位和夫委員長が幹部会を代表して、第26回党大会決議案についての提案報告をおこなった。志位委員長は、来るべき大会は、一方で自民党中心の政権が復活し、他方で日本共産党が躍進した新しい条件のもとでの大会となり、民主党政権発足後に開かれた前大会と異なり、今度は対決の相手も相手のやろうとしていることもはっきりしているとのべ、決議案全体の特徴が、「自共対決」を主題とし、その角度から情勢の見方、たたかいの方向を明らかにしているところに、大会決議案全体の特徴があることなどを強調した。そのうえで、決議案の六つの章の概要と関連、さらに全体29項の要点や中心点、意義などを詳しく説明した。
一、市田忠義書記局長が幹部会を代表して9中総決議案を提案した。8中総で提起した「第26回党大会成功・党勢拡大大運動」の到達点を二つの角度から分析し、貴重な成果を確認しつつ「大運動」にふさわしい規模と速度になっていないことを明らかにした。参院選での躍進を一過性のものに終わらせず発展させるためにいま本格的な党をつくることが絶対不可欠であると強調して、9中総から来年1月末までを「『大運動』目標総達成の特別期間」に設定し、大会決議案を力にすることをはじめ、目標を必ず達成するための臨戦態勢を確立することなどを訴えた。
一、総会では、第26回党大会決議案と「特別期間」についての9中総決議案を一括して討論し、45人が発言した。
一、岩井鐵也党建設委員会責任者が、党大会代議員の選出基準、全党討論にかんする手順などについて提案し、総会はこれを承認した。
一、志位委員長が討論の全体についての結語をのべた。討論でも視聴者の感想でも大会決議案に積極的な反応が寄せられていることを4点にわたって紹介した後、二つの決議案の修正について提案した。ついで志位委員長は、来年1月の党大会に向けての活動について、(1)全党の英知を結集して大会決議案を練り上げること、(2)「『大運動』目標総達成の特別期間」を必ず成功させること――の「二つの仕事」をあげ、それぞれの重要な留意点についてのべた。大会決議案を練り上げ、大会決議案を推進力にして、自ら決めた目標を必ず達成し、「特別期間」の成功をかちとって、党大会の大成功を実現しようとよびかけた。
一、総会は、「第26回党大会決議案」、「『大運動』目標総達成の特別期間をよびかける」9中総決議案、結語を全員一致で承認した。参加者は、9中総決議実践の先頭に立ち、大会決議案の全党討論を大きな政治的・組織的力にして、「特別期間」と党大会を成功させることを誓って散会した。