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2013年11月12日(火)

しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会

老いも若きも大熱戦

50年の時重ね、旧交温め

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(写真)囲碁のリーグ戦をたたかう群馬代表の長谷川義則さん(左)=9日、東京都豊島区

 東京・池袋で9、10の両日開催された「しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会」では、10代から80代まで112人の代表・招待選手、歴代名人が、50年の時を重ねた「赤旗名人」の座を懸けて熱気あふれる大激戦を繰り広げました。

 「ここでしか会えない人がいるし、強い人とたたかえるから楽しい」と大会初日に語ったのは囲碁の長谷川義則さん(64)=群馬=。アマチュア囲碁界の強豪で赤旗全国大会に30回出場。2005年(第43回)の赤旗名人で、準優勝、3位、4位も経験しました。「昔、碁会所に回ってきたチラシを見てこの大会に出ようと思いました。アマ本因坊を負かしてベスト8になったこともあったなあ。若い選手が増えましたね」と感慨深い様子。今回、リーグ戦で惜敗し「まじめに打たんといかん」と早くも来年へ決意を新たにしています。

 80歳で決勝トーナメントに進出し、招待の成島奈津子さん(38)を相手に大善戦したのは囲碁の藤本俊夫さん。1969年(第7回)の赤旗名人です。日本共産党員として福井県三方町(現若狭町)の町議を8期務め、議員引退後の今も原発ゼロ実現へ大奮闘しています。「全国大会で優勝と準優勝が1回ずつです。今回も楽しかったなあ」「原発は無くさないと、どもならん」と闘志満々です。

 大会2日目のベスト8、決勝戦では、歴代名人を含む観戦者が例年になく多数訪れ、ツイッターで結果を随時速報するファンの姿も。将棋の阪本駿さん(14)=栃木=や渡辺誠さん(19)=神奈川=、囲碁の坂倉健太さん(16)=招待=や坂室智史さん(14)=東京=、柴亮輔さん(19)=神奈川=、平野翔大さん(16)=同=ら10代の活躍に熱い視線が注がれました。将棋の渡辺さんは、今回初優勝の早咲誠和さん(40)=大分=に最終盤で逆転されるまで優勢に指し回し、観戦のファンからも「名局だ」と称賛する声が上がりました。

図:決勝トーナメント表
図:囲碁決勝棋譜
図:将棋決勝棋譜

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