2013年11月12日(火)
第50期赤旗名人決まる
囲碁 関さん2度目V
将棋 早咲さん初優勝
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第50回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)の決勝戦が10日、東京・池袋で行われ、将棋で早咲誠和さん(40)=大分=が初優勝、囲碁で関翔一さん(23)=埼玉=が6年ぶり2度目の優勝を飾り、第50期赤旗名人となりました。(関連記事)
囲碁の準優勝は今分喜行さん(41)=京都=、3位は柴亮輔さん(19)=神奈川=、4位は坂倉健太さん(16)=招待=でした。将棋の準優勝は遠藤正樹さん(46)=埼玉=、3位は渡辺誠さん(19)=神奈川=、4位は武田浩司さん(25)=北海道=でした。
早咲さんは今回、準決勝で渡辺さんと197手、決勝で遠藤さんと149手に及ぶ大激戦を制し、主要なアマチュア将棋全国大会の全冠制覇を達成しました。「赤旗名人戦の優勝が悲願だったので、いろんな思いがあります。自分自身がブレない将棋が一番だと思っていました」と喜びを語りました。
囲碁で2007年赤旗名人の関さんは、決勝で01年、06年赤旗名人の今分さんと対局。「序盤から今分さんにうまく打たれましたが、あきらめなかったのがよかった」と大熱戦を振り返りました。
囲碁審判長の小島高穂九段は「関さんの集中力、今分さんのがんばりがすごかった。私も見習わないといけない」と大絶賛。将棋審判長森内俊之名人の代理の近藤正和六段は「早咲さん、遠藤さんが若手には負けないとがんばる姿に励まされました」と講評を述べました。