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2013年11月10日(日)

きょうの潮流

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 アメリカの、とある小さな町に暮らす子どもたち。負けてばかりの草野球チームを率いるチャーリー・ブラウン、やかまし屋で面倒見のいいルーシー、“安心毛布”を手放せないライナス、タイプライターをたたき思索するビーグル犬のスヌーピー▼子どもの頃、彼らを友達のように感じて親しんだ人も多いのではないでしょうか。東京・六本木で開催中の「スヌーピー展」では、チャールズ・シュルツ氏が1950年から50年にわたって新聞連載した漫画「ピーナッツ」の原画約100点を展示しています▼日常のなにげない出来事を描き出す、なめらかな線画と簡潔な文章。その底に流れるユーモアともの悲しさ。今も世界中で愛されている理由がわかる気がします▼スヌーピーのためのクレヨンをチャーリー・ブラウンが一緒に買いに行く漫画では、「広い青空と、輝く太陽と、美しい芝生を彼は塗りたいんです」とチャーリーが代弁し、スヌーピーはうれしそうに「幸せな絵さ!」と心の中でつぶやきます。別の漫画では、ルーシーの「心の相談室」で、「あなたはこの世界に生きるべく生まれてきた」と励まされるチャーリー▼かつてシュルツ氏は言いました。「もし次世代の人にプレゼントを贈る機会に恵まれたとしたら、私は自分自身を笑い飛ばせる能力をみんなに贈りたい」▼漫画からあふれる友情、信頼、いたわり、失敗してもあきらめない心、よりよい明日への希望。国境を越えて、すべての子どもたちに贈りたいプレゼントです。


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