2013年11月7日(木)
オスプレイ 訓練地域は無限定
衆院外務委 笠井氏質問に外相
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日本共産党の笠井亮議員は6日の衆院外務委員会で、米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの沖縄県外への訓練移転についてただしました。
日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表(10月3日)は「オスプレイの沖縄における駐留及び訓練の時間を削減する、日本本土及び地域におけるさまざまな運用への参加」と明記しています。笠井氏がこのなかの「地域」についてただすと、岸田文雄外相は「アジア太平洋地域をめぐる周辺だ」と述べ、「地域」が無限定であることを認めました。
日米合意では、米軍航空機の移転訓練で追加的費用の4分の3を日本政府が負担しています。笠井氏は、オスプレイの訓練を増加させることになれば追加的経費も要求されるのではないかと質問。岸田氏は「日本側から申し入れて、(日本側が)負担をするということはありうる」と答えました。
笠井氏は、「『沖縄の負担軽減』を口実に、米側が要求すれば際限のない負担を強いられる。オスプレイの配備・訓練は、海外への『殴りこみ』任務を遂行するための『侵略力』を高めるものだ」と指摘し、同機の配備撤回と低空飛行訓練の中止を求めました。