2013年11月7日(木)

秘密保護法案

きょう審議入り　抗議の緊急集会

　国民の目・耳・口をふさぎ、「知る権利」など憲法の基本原則を覆す「秘密保護法案」が７日、衆院本会議で審議入りします。６日の衆院議院運営委員会理事会で自民党が提案し、決まりました。国家安全保障会議（日本版ＮＳＣ）設置法案も７日の本会議で採決することが決まっており、日本を「海外で戦争する国」に大改造する安倍政権の暴走が加速しています。

　６日の議運理事会で日本共産党の佐々木憲昭議員は、秘密保護法案について「出すこと自体に反対する」と表明。穀田恵二国対委員長は同日の記者会見で、「断固反対し、国民的運動で廃案に持っていく」と語りました。

　秘密保護法案は、米国から軍事情報の提供を受けるため、情報漏えいしたり、探知しようとする国民を処罰するもの。外交・防衛から原発まで市民が自ら接した情報の「何が秘密かも秘密」のまま処罰されうるおそろしい内容です。安倍政権は日本版ＮＳＣ法案と一体と位置づけて成立を急ぎ、集団的自衛権行使や憲法改定への一里塚にする狙いです。