2013年11月5日(火)
早大祭でも“自共対決”
小池氏が各党議員と討論
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日本共産党の小池晃参院議員は3日、早稲田大学(東京都新宿区)の学園祭企画「早稲田タックル『どうなる、日本!スペシャル』」に出演し、各党国会議員と討論しました。経済活性化をはじめ各テーマで自民議員と激しく討論する“自共対決”となりました。出演した他党議員も「きょうは共産党と自民党の二大政党衝突になってしまいました」。
小池氏以外には、自民、公明、民主、維新、みんな各党の国会議員が出席。同大の三反園訓(テレビ朝日コメンテーター)ゼミでつくる実行委員会が主催し、会場の広い教室は学生や市民で埋まりました。
冒頭、「驚いたことがある」と切り出した司会の三反園氏は、「世論調査で民主より共産党が第2位になった」と“元気な共産党”を話題に。「どうして」と理由を聞かれた小池氏は「安倍政権の暴走に対する国民の危機感を背景に、きちんとした対抗軸を持つ、政党らしい政党であることが評価されたのでは」と語りました。
対照的に、民主議員は「もう一回、民主党で(政権を)やるのは難しいと思う」、維新議員は「今は“保身の会”になってしまった」、みんな議員も「参院選では躍進した共産党と同じ8議席だったが、野党再編(内紛)が先にきた」と自嘲気味。野党再編について小池氏が「民主・維新・みんながいっしょになり、改憲賛成なら自民党です。自民A、自民Bができるだけ。そうなると自共対決しかなくなる」と指摘すると、「自民A、自民Bでいい」と発言する議員も。
消費税増税問題では、「何より賃金が上がっていない、そんな時に増税すれば、経済も悪化し、税収も増えない」と指摘する小池氏。三反園氏も「そこ(賃上げ)なんですね」と応じ、「消費税を今、上げるべきではないという点は小池さんと同じ」「賃金アップが絶対条件」と同調する他党議員も。
自民議員と小池氏の激しい議論が続き、「法人税を上げたら企業が海外に逃げる。法人税を下げて投資を呼び込む」という自民議員に、小池氏は「法人税を下げたら賃金に回るなどと夢物語をいう前に、正面から“内部留保の一部を使って賃金を上げなさい”とはっきりいうべきです」と語りました。