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2013年11月3日(日)

きょうの潮流

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 さわやかな秋晴れがひろがった福島の空に、勇壮な和太鼓の音がひびきました。避難区域になっている地元・川俣町の山木屋太鼓。被災者を元気づけてきた力強い音が幕開けでした▼なくせ原発の大集会。オール福島の怒りと全国の支援の輪が結集しました。河川敷の会場に並んだテントは交流の場。秋の味覚や手芸品の売買を通して会話が弾み、あちこちで原発ゼロの思いがひびきあいます▼あれから2年8カ月。避難者の交流テントでは浪江町を追われたお年寄りが重い口を開きました。「人生のすべてを奪われ、先もみえない。何度も死のうと思った。でもこうやって、みんなから力をもらっている」▼生業(なりわい)を、地域を返せと叫ぶのは広野町の農家のかあちゃん。丹精込めた米や野菜の出荷停止、たび重なる検査、そして風評被害。くじけそうな心を、励まし支え合いながらつなぎ、必死に前を向いてきました▼安倍首相への怒りはすさまじい。汚染水の完全コントロール発言、原発の再稼働や輸出に奔走する姿に、この苦しみや痛みがわからないのかと。「収束宣言を撤回し、国が全責任をもって事故対策にあたるべきだ」。日本共産党・市田書記局長の連帯あいさつに大きな拍手がわきました▼命と共存できない原発。それをなくすたたかいは人類の未来にかかわります。「わたしに、あなたに、未来につながるいのちに、美しい大地・空・海をひきつぐために、いま、声をあげましょう!もっともっと大きくひろげましょう!」(集会アピール)。


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