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2013年10月30日(水)

かがやけ憲法!

秘密保護法案許さない

全労連 全国縦断キャラバン出発

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 安倍自公政権がねらう憲法改悪や秘密保護法案の制定に反対する世論を広げようと、全労連の「かがやけ憲法!全国縦断キャラバン」(全国5コース)が29日、北は北海道、南は沖縄など4カ所からスタートしました。ゴール地点の東京めざし、12月6日までの約40日間、全都道府県をまわります。各地で自治体への要請や集会・デモなど多彩な行動が予定されています。


写真

(写真)県庁前で出勤時の宣伝に取り組む全労連キャラバン=29日、那覇市

沖縄

新基地反対で連帯

 「沖縄コース」が那覇市内の沖縄県庁前を出発しました。キャラバン隊は6カ所で宣伝しました。

 日米両政府が新基地建設を押し付けようとしている名護市を激励訪問。全労連の高橋信一副議長は「沖縄の基地の現状を全国へ発信していきたい」と語り、稲嶺ススム市長の新基地反対のたたかいに連帯していく決意を語りました。

 広報渉外課の仲里幸一郎課長は、辺野古の埋め立てについて市民意見を募るため作成したパンフレットで新基地の概要を説明。「軍港や弾薬搭載場など普天間基地にもない機能が強化される」とのべ、新基地が沖縄本島北部の一大軍事拠点になりうると強調しました。

 宜野湾市との懇談で松川正則副市長は、米軍機の爆音で子どもたちが勉強に集中できないなどの普天間基地被害を指摘しました。

 30日には国の辺野古埋め立て申請を拒否するよう仲井真弘多知事あてに申し入れます。

写真

(写真)こぶしを振り上げる大黒議長(真ん中)ら=29日朝、札幌市

札幌

大黒議長が訴え

 「北海道・東北・関越コース」は、札幌市からスタートしました。北海道庁前での早朝宣伝では、気温5度の冷え込みのなか、参加した労働者が横断幕やのぼりを掲げ、「かがやけ憲法全国縦断キャラバン」のビラを元気に配布しました。

 東京からかけつけた全労連の大黒作治議長は、「国民の『知る権利』を奪う『秘密保護法案』の成立を何としても阻止したい。国民の多くのみなさんに本質を知っていただき、反対の声をあげてほしい」と呼びかけました。また、全国キャラバンについて、「憲法9条を守り、25条の精神を生かした生存権を保障し、私たちの賃金が少しでも改善され、日本経済が上向くような運動に取り組んでいきます」と訴えました。

 道労連の黒澤幸一議長、札幌地区労連の木村俊二事務局長も宣伝カーから訴えました。

 午後6時から「ストップ!秘密保護法」集会が札幌市の中心街で開かれ、デモ行進しました。

写真

(写真)訴える根本副議長(右から2人目)ら=29日、下関市

山口

首相地元で訴え

 「中国・四国・東海・関東コース」の出発点となったのは、安倍首相の地元・山口県です。

 全労連の根本隆副議長や山口県労連の藤永佳久議長らが下関市内で訴え、沿道の市民にビラを配布しました。

 根本、藤永両氏は「国民の目、耳、口をふさぐ『秘密保護法案』の成立は許されない。いまこそ憲法をあらゆる分野に生かす時。いっしょに運動を広げましょう」と呼びかけました。

 立ち止まって聞いていた79歳の男性は「安倍首相は、空襲で逃げた経験がないから、平気で自衛隊を国防軍に変え、集団的自衛権を行使すると言えるのですよ。怖いですね」と話しました。

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(写真)集会後「憲法を守ろう」とシュプレヒコールをあげる参加者たち=29日、鹿児島市天文館

鹿児島

街中をパレード

 「九州・近畿コース」は、鹿児島市を出発しました。県庁と市役所前で早朝宣伝。全労連の小田川義和事務局長が「日本を『戦争する国』にする明文改憲・解釈改憲に反対し、平和やくらしを守る世論を草の根で広げていこう」と訴えました。鹿児島県労連の平良行雄議長らが訴えました。

 キャラバン隊は、鹿児島県内の労働組合などを訪れ、憲法を守る協力・共同を申し入れました。

 夕方から鹿児島市みなと大通り公園で集会を開き、パレードで市民に訴えました。

雇用 くらし守れ 諸団体との共同

 今回の「かがやけ憲法!全国縦断キャラバン」は、改憲反対の世論を強め、憲法を生かし、働く人びとや国民が幸せな日本への転換をめざして、諸団体との懇談と共同をすすめる契機にすることを目的にとりくまれます。

 中心課題として▽9条・96条の明文改憲や集団的自衛権行使をめざす解釈改憲に反対し、憲法を生かした平和外交の実現▽解雇の自由化、ブラック企業の合法化をめざす安倍「雇用改革」に反対し、賃上げ・公契約運動の推進、時短・均等待遇など人間らしく働けるルールの確立、安定した雇用の創出▽国民の目と耳をふさぐ秘密保護法案に反対する―などを掲げています。

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