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2013年10月28日(月)

JR北海道 何が問題、どうしたら

紙議員参加 党道委がシンポ

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(写真)シンポジウムで発言する(右から)紙、牧田、武田の各氏=27日、札幌市

 JR北海道で事故やトラブルが相次いでいる問題で、日本共産党北海道委員会と同国会議員団北海道事務所は27日、緊急シンポジウム「JR北海道 何が問題で、何を解決したらいいのか」を札幌で開催しました。全道各地から150人が参加しました。

 北海道教育大学札幌校の武田泉准教授、元国労札幌闘争団団長の牧田智雄氏、紙智子参院議員がパネリストとして発言しました。

 武田氏は「JR北海道問題の根源は国鉄の分割民営化にある」と指摘しました。「発足時から赤字を前提にした経営計画であり、電化の遅れや極端な合理化による要員不足が問題を引き起こしている」と説明。道路建設一辺倒の行政の転換を訴えました。

 牧田氏は「多くの社員が余剰人員とされ、人件費の削減で1万3000人だった社員が今は7000人に減っている。現場の要員不足は深刻。整備部門では外注化による問題も発生している」と話しました。

 紙氏は、JR北海道の社会的責任の欠如を指摘しつつ、「国の監督責任が問われている」と強調。石勝線脱線事故の現地調査や国交省との交渉などをふまえ、「民営化によって、国は経営も安全も事業者まかせにしている。指示するだけでなく安全対策に全面的な支援をすべきだ」と強調しました。

 参加者からは「安全輸送第一の鉄道事業に生まれ変わってほしい」などの発言が相次ぎました。


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