2013年10月23日(水)
将棋新人王戦
都成三段、存分に実力発揮
変則ひねり飛車を撃破
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22日の第44期将棋新人王戦決勝第3局は都成三段が実力を存分に発揮した一局となりました。奨励会三段の決勝進出は今回で3回目。これまでの2回はいずれもプロ棋士の壁に阻まれ、新人王戦優勝の夢を阻まれてきましたが、今回、都成三段がついに快挙を成し遂げました。
改めて振り駒の結果、藤森四段の先手。相掛かり模様の出だしとなりました。先手、変則的なひねり飛車となりましたが、互いに2筋の歩を手持ちにして序盤から乱戦を予感させるたたかい。後手は34手目△2六歩と垂らし、早くも攻撃的な布陣を敷きました。この後「後手の模様がいい」(立ち会いの行方尚史八段)という局面が続きました。
後手有利とみられていた中盤、64手目の△4六歩が控室では「疑問手」との評価。その後は形勢の評価が揺れ動く局面が続きました。87手目▲5三銀、△8七歩の2手の交換以後、「後手が優勢」の声が大きくなりました。
敗れた藤森四段は、前期に続く決勝進出でしたが、無念の連続敗退となり、局後、「1年前からどれだけ成長できたか、三番勝負でわかると思っていた。(準優勝に終わって)残念です」と語りました。
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