2013年10月19日(土)
原発反対の官邸前行動
再稼働やめ汚染水対策を
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首都圏反原発連合(反原連)は18日、官邸前抗議行動を行いました。福島第1原発では放射能汚染水が海へ流出し、観測井戸で1リットル当たり79万ベクレルもの放射性物質が検出されるなど非常事態です。こんな状況で原発の再稼働を進めようとする安倍晋三内閣に、2000人(主催者発表)の参加者は「海を汚すな」「再稼働反対」と訴えました。
「再稼働より汚染水なんとかしろ」「再稼働も輸出も諦めろ」と書いたプラカードやゼッケンなど、さまざまなアピールグッズを掲げた人が多数参加。反原連のミサオ・レッドウルフさんは「汚染水はコントロールされてないと全世界に向かって宣言しなさい。再稼働なんて許さない」と訴えました。
東京都あきるの市から参加した男性(71)は「安倍首相は汚染水がコントロールされているなんていうが、海に流れても構わないとでも思っているんじゃないのか。東電任せじゃなく、国をあげて対策を講ずるべきです」と話します。
同練馬区の男性(36)は「(首相が所信表明演説で)再稼働の中止も東電の破たん処理も否定したことが許せない。汚染水処理の具体的な対策も語れないこの政府に、原発を動かす資格はない」と語りました。
吉良・倉林の両氏スピーチ
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日本共産党の吉良よし子、倉林明子の両参院議員は18日、金曜官邸前抗議行動に参加し、スピーチしました。
吉良氏は「原発ゼロ統一行動(13日)には4万人が参加した。原発の再稼働も輸出も認めないという国民の声を聞くべきだ」と訴えました。初参加の倉林氏は「『福島を守れ』『原発やめよ』の声をこれからも届けていく」と述べました。