2013年10月19日(土)
「甘い梨で疲れ癒やして」
原発作業員を激励
福島 住民と共産党議員
「作業員の皆さん、今日もありがとう」「いわき産の甘い梨で疲れを癒やしてください」―東電福島第1原発事故の廃炉・収束に取り組む作業員を激励する会が18日、福島県の前線拠点であるJビレッジ(双葉郡楢葉町・広野町)で行われました。
激励したのは2011年の「3・11」事故直後から作業員の労働・生活相談などに取り組んできた日本共産党の渡辺博之いわき市議と住民有志でつくる「原発労働者を励ます会」のメンバーら8人。
原発での仕事を終えて宿舎などに向かう作業員などが行きかうJビレッジのホール。そこに張り出した「私たちの安心できる暮らしは皆さんの双肩にかかっています」との励ます会のポスター。メンバーが皮をむいた梨を差し出すと「ありがとう」と受け取り、口にした作業員からは「うまいっ」となごんだ声が返ります。「仲間にもあげたい」と二つ、三つと持ち帰る人も。
激励会を呼びかけた渡辺市議は「作業員の皆さんは『放射能汚染で苦しむ東北の人たちの役にたちたい』との強い思いをもちながら、何重もの下請け構造のもとで日当や危険手当がピンはねされ、高い被ばく線量による健康被害、突然の雇い止めなど過酷で不安定な作業環境とのたたかいです。労働条件改善と同時に地域住民の安全や復興のためには原発労働者の頑張りが必要です。今後も応援を続けたい」と力を込めました。