2013年10月17日(木)
待っていました 働く人守るもの
“ブラック企業におしおきよ” 規制法案さっそく反響
共産党に声
「待っていました」
日本共産党国会議員団が臨時国会の冒頭、参議院に提出したブラック企業規制法案が反響を呼んでいます。
提出した15日当日の夕、暴風雨のなか東京・新宿駅前で行った緊急宣伝は、立ち止まって聞く人や手をふる人など熱い反応がありました。
党のホームページに載せた法案全文は、1日で1830件のアクセス。党国会議員にも「さっそく仕事していますね」「共産党にしかできないこと。いよいよ出番ですね」との電話が寄せられ、ネットでもツイッターで話題となりました。
法案は、日本共産党が参院選の躍進で得た議案提案権を活用した公約実現への第1弾。ツイッターでは「これこれ、参院選躍進を活かした法案提出」と注目されました。他にも「国会開会初日にコレを出した政党に、少々感動」「働く人を守るための内容がバッチリ入っています」などと書き込まれています。
各地で宣伝
日本共産党国会議員団がブラック企業規制法案を参議院に提出したことを受け、16日、各地で党県委員会などが「ブラック企業を規制し、若者を使い捨て・使いつぶす働かせ方をやめさせよう」と訴えました。
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悪質企業 公表を
岡山
岡山駅前では、石村智子中国ブロック国民運動委員長や石井ひとみ県委員長、植本完治地区委員長、森脇久紀県議、労働者後援会の人たちが、法案提出を知らせる「しんぶん赤旗」号外を配り、「参院選挙で躍進して11議席になり、獲得した議案提案権を生かした公約実践第1号です」と宣伝しました。
「赤旗」号外を受け取った男性(26)は「法案にあるように、タイムカードなどで労働時間を正確に記録して、サービス残業にならないようにしてほしい。労働基準法に違反した悪質な企業は公表したほうがいい」と話しました。
「こういうことをいってくれる党はほかにないから、一番信頼できるのは共産党だと、いつも父と話しているんです」と話しかけてきた女性(25)もいました。
法案の成立 ぜひ
福岡
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福岡市の博多駅前では、党福岡県委員会の岡野隆委員長や真島省三副委員長、ブラック企業・雇用問題対策チーム福岡のメンバーが、ブラック企業の無法をやめさせるため共同をと呼びかけました。
同チーム責任者の真島氏は「ブラック企業の違法行為に対するぺナルティーを厳しくし、労働行政による是正指導など『ブラックな働かせ方』の実態を情報公開することで、『ブラック企業』への社会的批判と抑止力をつくります」と、法案の内容を説明しました。
「父は月160時間もの残業を繰り返すなかで体調を壊し、会社を辞めました」と語る大阪府から観光に来た女性(30)。「『ブラック企業』は根絶すべきだが政府は動いてくれない。労働者が泣き寝入りしなくてすむよう共産党の法案を成立させてほしい」と話しました。