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2013年10月16日(水)

大企業支援策を総動員

首相が所信表明演説

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 安倍晋三首相は15日の所信表明演説で、「3本の矢は世の中の空気を一変させた」と経済政策・アベノミクスを自画自賛し、「この道を、迷わずに進むしかない」と暴走政治を突き進む決意を表明しました。

 今国会を「成長戦略実行国会」と位置づけた首相は「実行なくして成長なし」と主張。消費税増税と社会保障の切り捨てを正当化し、「経済再生と財政再建、そして社会保障改革、これらを同時に達成しなければならない」と述べました。

 経済政策では、「今後3年間を『集中投資促進期間』と位置づけ、税制・予算・金融・規制制度改革といったあらゆる施策を総動員する」と大企業支援を強調。雇用ルール無視の“解雇特区”など国家戦略特区制度の創設、国民生活と地域経済に大打撃を与える環太平洋連携協定(TPP)の「年内妥結」などを表明しました。

 外交・安全保障政策では、海外での戦争を可能にする集団的自衛権の行使を柱にした「積極的平和主義」を打ち出し、「国家安全保障会議を創設」すると表明。「日米同盟を基軸とする」と改めて唱え、米軍普天間基地の辺野古「移設」は、「現行の日米合意に従って着実に進める」と沖縄県民の総意を踏みにじって新基地建設推進を表明しました。

 改憲については、「国民投票の手続きを整える」として、明文改憲に向けた環境整備を進める構え。広範な人々から批判が起こる秘密保護法案については、言及しませんでした。


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