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2013年10月13日(日)

きょうの潮流

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 まさか、この時期に熱中症の心配をするとは。1875年の統計開始から、東京では最も遅い真夏日を記録。思わぬ季節の逆戻りに各地で半袖姿も目立ちました▼10日に32度近くまで気温が上がった鹿児島の薩摩川内(さつませんだい)市では、週末に大規模な原発事故の避難訓練が行われました。九州電力の川内原発で原子炉の冷却機能が失われたと想定。暑さのなか、お年寄りから子どもまで3000人をこえる住民が駆り出されました▼原発のある自治体の多くは避難計画もありません。もっとも計画をつくったところで実現できるか。一度に大量の移動、避難手段や場所の確保、そして気象条件…。「本当に逃げられるのか」。住民の不安は募るばかりです▼事故を起こした福島第1原発では、2年7カ月が過ぎてなお、放射能汚染はひろがり、収束の道筋さえみえません。先日も高濃度の汚染水が漏れ、作業員6人が被ばくしました。取り返しのつかない原発事故の深刻さを示します▼いま安倍政権のもとで、原発再稼働の動きが加速しています。対して、「原発いらない」の国民の声は、全国で途切れることなく上がっています。首相官邸前で抗議行動をつづけてきた首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんはいいます。「わたしたち市民の粘りづよい活動が、政治や社会を変えていく力になると思う」▼きょう、国会や霞が関の周りに原発ゼロ、再稼働許すな、の声が響きわたります。命を守れ、日本の未来をわれらに、その思いをひとつにして。


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