「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年10月12日(土)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 いまから30年以上も前に広島の東洋工業(現マツダ)で結成された「未来」は、伝説の音楽バンドでした。当時、若者が集まった職場に次々とバンドができます。しかし、共産党員がメンバーにいると会社側から攻撃され、つぶされていきます▼それならと、党員だけでつくったのが「未来」でした。職場をはじめ、広島市内でコンサートを開いたり、レコードも製作したりと大活躍。赤旗まつりにも、山吹色のブレザーに白いスカーフ姿でさっそうと登場しました▼サックスを演奏していた現広島市議の中原ひろみさんは「大企業職場の陰湿な攻撃のなかで、バンドをよりどころに、心をひとつにしてがんばった」とふり返ります。残業などで追い込まれた若者に希望と勇気をあたえよう―。そう呼びかけ、バンド結成に尽力したのが今年1月に亡くなった元党中央委員の松田昌征(まさゆき)さんでした▼先日、党本部で開かれた遺族の懇親会。出席した松田さんの妹さんは、バンドをつくった兄はひどい音痴だったと笑わせながら、故人の遺志を継いでいきたいと結びました▼懇親会では松田さんのように、苦しい時代に党を支えてきた故人の思い出が語られました。悲しみのなかにこめられた、ひとすじの道を歩んできた誇りや確信。「党を支えてきた夫を支えてきたのは私たち」という自負も▼「未来」のお気に入りに「美しい仕事」と題した歌があります。“政治を変える大きな仕事に自分の人生をささげよう。それが、いちばん美しい仕事”だと。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって