2013年10月8日(火)
TPP交渉撤退を
紙議員 日本政府に申し入れ
インドネシアで
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【ヌサドゥア=北川俊文】環太平洋連携協定(TPP)交渉の首脳会合が開かれるインドネシア・バリ島のヌサドゥアで、日本共産党の紙智子参院議員は7日、内閣官房TPP政府対策本部の成田耕二内閣参事官と会い、交渉の現状について説明を求めるとともに、8日の首脳会合に出席する安倍晋三首相にあてた日本共産党国会議員団の申し入れ書を手交しました。
紙議員は、6日閉会した閣僚会合が全品目の関税撤廃の原則を維持することで一致したと伝えられていることを取り上げ、「それでは、衆参両院農水委員会の決議にさえ反する」と交渉の成り行きに強い懸念を伝えました。
申し入れ書は、首脳会合におけるTPP交渉の大筋合意は絶対に認められないこと、交渉からの撤退を表明すべきこと、これまでの交渉の詳細な内容を情報公開することを要求しています。
紙議員は、TPP交渉の実情を把握するため、4日から当地に滞在しています。