2013年10月8日(火)
国家安全保障会議
特別委の設置提案
国対委員長会談 共産党は反対
与野党の国会対策委員長は7日、国会内で会談しました。このなかで自民党は15日の臨時国会開会と会期を53日間とすること、国家安全保障会議(日本版NSC)の創設に向けた特別委員会の設置を提案しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は国会開会について「早期に開くべきだといってきた。遅きに失する」と批判。NSC創設は秘密保護法とともに戦争できる国への流れとセットであり、特別委員会の設置について「NSC法案を早く通すためで、賛成できない」として反対する考えを表明しました。
会談のなかで穀田氏は、自民・公明・民主の3党だけで衆院選挙制度や「国会改革」の協議をしていることを取り上げ、「全ての政党、議会制民主主義に関わることを3党を中心とした一部の政党でやるのは問題だ。政権与党ならば、このようなやり方を押しとどめるのがスジではないか」と厳しく指摘しました。
これに先立つ野党国対委員長会談でも「国会改革」について「少数会派を尊重し、全会派で議論するべきだ」(生活の党)など、特定の政党だけで進めるやり方に異論が続出しました。