2013年10月8日(火)
再稼働中止し汚染水問題に集中を
参院経産委 倉林議員が初質問
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日本共産党の倉林明子議員は7日の参院経済産業委員会の閉会中審査で、東京電力福島第1原発の汚染水問題での政府、東電の対応をただしました。先の参院選当選後、初の国会質問です。福島出身の倉林氏は、避難を余儀なくされた母子らの思いをぶつけながら、福島第1原発の職員が減らされている問題を取り上げ、放射能汚染水問題の解決に集中することを求めました。
(詳報)東電は再稼働をめざす柏崎刈羽(かしわざきかりわ)原発の職員体制を維持する一方、福島第1原発の職員体制を1300人から1000人に削減しています。
こうした事実を突きつけた倉林氏は、広瀬直己東電社長にたいし、「再稼働にむけた準備をやめ、東電をあげて汚染水対策に取り組むべきだ」と主張。また、「政府として再稼働中止の決断を」と迫りました。
先の参院選京都選挙区で当選した倉林氏の初質問をこの目で見ようと傍聴者が京都からも駆けつけました。
熱心にメモを取り質問を聞いた石村かず子さんは、「倉林さんと8月に福島県南相馬市に支援に入った際、倉林さんは『福島の思いを国会に届けます』とあいさつしていました。その通りの追及でした」
病院検査技師の女性(50)は、「放射能を含む水を垂れ流すことは漁民にとって大変な被害になると追及したのは共産党ならではでした」と語りました。