2013年10月4日(金)
信楽高原鉄道復旧支援を
台風18号被害 共産党が国交省と交渉
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台風18号で被害を受けた信楽(しがらき)高原鉄道(滋賀県)の復旧支援を求め、日本共産党の甲賀、栗東、湖南各市議団は3日、国土交通省と交渉しました。山下芳生参院議員、穀田恵二、宮本岳志両衆院議員が同席しました。
信楽高原鉄道は、甲賀市・杣川(そまがわ)鉄橋の橋脚が流出する被害を受け運休が続き、橋脚一基だけで約3億5千万円の復旧費用がかかります。今年4月から鉄道会社は運行のみを行い、鉄道施設は甲賀市が所有するという「上下分離方式」となったため、現行法では市の負担額は最大75%にもなります。
交渉で党議員らは「既存の支援制度では営業再開は困難となる恐れがある」、「上下分離方式の鉄道が災害にあった初めてのケース。災害によって廃線という事態にしてはならない」として特別な支援をもとめました。国交省側は「廃線にならないようにする」「復旧のために可能な努力をする」と答えました。
また、信楽町と大津市を結ぶ唯一の道路(県道)が通行止めのため住民がやむなく有料高速道路を使用している事実をあげ、無料措置を要求。国交省は「県からNEXCO(旧道路公団)に要請があれば、無料化も可能」と答えました。