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2013年9月30日(月)

ドイツ首都で抗議行動

「慰安婦」問題 日本政府の態度ひどすぎます

在住日本人女性ら活動 注目集める

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(写真)「ベルリン女の会」の梶村道子さん(左)と浜田和子さん

 ドイツのベルリン在住の日本人女性たちの会、「ベルリン女の会」が、日本軍「慰安婦」の問題を取り上げて活動し注目を集めています。

 普段はドイツで生活する上で必要な知識を交換し、日本語で話す機会をつくって活動しています。会員は日本人女性30人です。

 「会」は8月14日、ベルリンのブランデンブルク門前で「慰安婦」の写真を掲げ、行動しました。「会」のメンバー20人だけでなく、韓国人グループ、ドイツ人の人たちも参加し、参加者は70人になりました。

 この日、「慰安婦」への公式謝罪と補償を求めて安倍首相宛てに公開質問状を出しました。国連拷問禁止委員会が5月31日、日本政府に、被害者の苦難を和らげるべき立法、行政および司法上の措置を取るよう5項目にわたる勧告を出しましたが、日本政府は「勧告に従う義務はない」と否定。これが公開質問状のきっかけとなりました。

 「会」で「慰安婦」問題を担当している梶村道子さん(67)は、「(日本政府の態度は)まったくひどいと思いました。このことをドイツの人にも知らせなければとドイツのマスコミに知らせ、ドイツの市民グループに一緒に抗議しようと公開質問状をまとめました」と語ります。

 ドイツの大きな女性組織、「ドイツ女性の輪」やアムネスティ・インターナショナルのドイツ支部、キリスト教団体などが賛同し、当日は「会」の代表とともに日本大使館に申し入れました。賛同団体は現在、26団体に増えました。

 会のメンバーの一人、浜田和子さん(68)は、「ドイツでは戦争責任のあり方が日本とはまったく違います。韓国人の友達もいるし、そこからさまざまな見方ができます」と話しました。

 (ベルリン=片岡正明 写真も)


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