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2013年9月28日(土)

堺市長選 大激戦あす投票

橋下流「住民投票」のペテン暴く

「つくる会」が反撃ビラ

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 29日に投票日を迎える大阪府堺市長選。最終盤になって「維新の会」の橋下徹代表(大阪市長)が「大阪都」構想について「最後は住民投票で決める」「ダメであればペケにしてください」などと言い出しました。日本共産党も加わる「住みよい堺市をつくる会」は「批判に追われる橋下さんの『最後のペテン』です」と記載した機関紙ビラをただちに作成し、配布しています。

 「つくる会」のビラは橋下氏のペテンを暴く「動かぬ証拠」として、つぎの3点を指摘しています。

 第一は、「住民投票」があるのか、ないのか、橋下氏の説明が変わることです。

 橋下氏は「先に大阪市で(特別区設置を認める)住民投票が成立し、堺市が後から入ってくる場合には住民投票がない」(2日)と言った翌日、「僕の誤解」とさっそく発言を修正しています。

 第二は、「大阪都」をつくるための「特別区設置法」では、「住民投票」を必ずやるとは定めていないことです。

 堺市が丸ごと一つの特別区として「大阪都」に加わる場合は市議会の議決だけですみ、「住民投票」は不要です。必要となるのは、堺市を複数の特別区に分割するときだけです。

 第三は、「住民投票」で問うのは「大阪都」の是非ではなく、「区割り」の是非になりかねないことです。

 橋下氏はかつて、大阪府知事と大阪市長のダブル選挙で「(都構想の)方向性については賛意を得られている」「住民投票での否定っていうのは区割り問題。組み合わせをいろんなものを出して過半数取れるまでやり続けますよ」(2012年8月30日の記者会見)と発言しています。

 「つくる会」のビラは次のように呼びかけています。「橋下氏は『大阪都』の『食わず嫌いはだめ』『まず試食を』といいますが、とんでもない。いったん乗れば、二度と降ろしてもらえない暴走列車―それが『大阪都』構想です。入り口ではっきりとノー! きっぱりとした市民の意思を示しましょう」


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