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2013年9月27日(金)

囲碁新人王戦決勝第2局

富士田三段、手厚い勝利

絶好調の余七段を下す

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(写真)対局を振り返る富士田三段(左)と余七段=26日、大阪市・関西棋院

 囲碁の第38期新人王に輝いた富士田明彦三段は26日の決勝三番勝負第2局で手厚い打ち回しをみせ、三段から七段に昇段したばかりで絶好調の余正麒七段をねじ伏せました。

 第2局は、白番の余七段が3隅で実利を稼ぎ、富士田三段が厚みで対抗する展開となりました。

 黒が81・83と下辺で大模様を張った後、白が84と上辺に打ち込んで黒模様を荒らしにいきました。

 上辺の折衝で、黒は白をきびしく攻め、103・105の切り下がりからシボリを決めたのが決め手となり、右辺の黒地を大きくまとめました。

 白はその後中央で最後のがんばりを見せ、コウに持ち込みましたが及びませんでした。

 富士田三段は「白の確定地が多かったのでうまくまとめないと大変かと思いました。中央を両方封鎖してやれるかと思った。(上辺での)切り下がりから以後ははっきり形勢が良くなったと思いました」と一局を振り返りました。

 立ち会いの清成哲也九段の話 「両者力いっぱいたたかった新人王戦らしい好局でした」

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