2013年9月26日(木)
“人間らしく生きたい”
生存権裁判全国連が宣伝
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生活保護の老齢加算復活を求めている「生存権裁判を支援する全国連絡会」は25日、東京都北区のJR赤羽駅前で、「8月に強行された生活保護基準の切り下げを撤回せよ」と宣伝しました。雨空のもと35人の参加者が、ハンドマイクで訴え、署名を集めました。
マイクを握った荒井純二同会事務局次長は、「復興特別法人税を前倒しで廃止しようとする一方、生活保護費は削減しました。大企業に甘く、庶民に厳しい安倍政権は間違っている」と批判しました。
北区生活と健康を守る会の山本泉事務局長は会員の声を紹介。「年金では生活できないから生活保護を受けました。なのに、切り下げられました。生活保護だからとがまんしていますが、がまんだけでは生きていけません」
切り下げで友人とのつきあいができなくなった生活保護利用者の「生物としてだけの生き方ではなく、人間らしく生きたい」という叫びを代弁しました。
買い物の途中で署名に応じた女性(52)は「高齢者が大勢で何をやっているのかと、聞いていました。街で自分の名前をサインすることはなかったのですが、今日は、政府のやっていることは弱者いじめだ、それはいけないと思い、ペンをとりました」。