2013年9月26日(木)
堺が「孤立」と脅す橋下氏
「孤立」しているのは?
大激戦がつづく堺市長選(29日投票)で、「大阪都」構想に支持が広がらないことにあせる「維新の会」の橋下徹代表が、しきりと「堺は孤立していく」と言い立て、市民を脅迫しようとしています。
「竹山(修身市長候補)さんが当選すれば、今後4年間、堺はますます孤立化します。自分たちの殻にはまって、何の成長もない堺になることは見えています」(24日、堺区・三国ケ丘駅)とあおり立て、“だから、「大阪都」構想へ”と誘導しています。
ただ、堺市がどのように「孤立」するのかは示せません。せいぜい、大阪府と大阪市で進める「優秀な人材が集まる経済特区」や「医療特区」、「世界ナンバーワンのイルミネーションイベント」に、堺市が参加できないという程度。“僕の言うことを聞かないと仲間はずれだぞ”という卑劣な言動です。
「堺の成長を目指し、大阪全体の成長を目指す、これが『大阪都』構想なんです」(同)と必死に売り込みますが、「中身については、2年間、時間を下さい」というシロモノで、堺市を「孤立」させない手法さえ、はっきりしていません。
その「都」構想への堺市の参加については、70%の市民が否定的(「読売」22日)。「孤立」しているのは、「維新の会」の方です。