2013年9月25日(水)
堺市長選 橋下氏「争点失敗」と釈明
「大阪維新の会」の橋下徹代表は24日、堺市長選(29日投開票)で同党の候補が劣勢との情勢報道を受け「争点を設定するやり方を失敗した」などと述べました。
橋下氏は今回の市長選は「大阪都」構想の是非が争点ではなく「都構想の設計図を見ませんか」が争点だったが、徹底できなかったなどと釈明。堺市を特別区に再編するさいには「住民投票があるから安心してください」などといった形で「住民投票の話をまったく前半していなかったのは正直代表としてのミス」などと話しました。
橋下氏は「堺をなくすな」の批判に反論したかったようですが、「大阪都」をつくるための法律に「関係市町村を廃止」と明確に書いてあります。
住民投票についても、橋下氏は大阪市の再編に関連して「都構想は(大阪市長・府知事の)ダブル選で信を得ている。一度住民投票で否決されても区割り案や財政調整制度を改めればいい」(3月5日)、「区割りの問題だったら組み合わせをいろんなものを出して過半数とれるまでやり続ける」(昨年8月30日)と、いったん選挙で勝てば“これが民意”で強引に進める姿勢を示してきた経過があります。