2013年9月25日(水)
オスプレイ
滋賀県饗庭野で来月16日に使用
日米共同訓練
防衛省は24日、10月に陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場(滋賀県高島市)で行う日米共同訓練(7〜18日)で、16日に米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイを使用することを明らかにしました。同日、滋賀県と高島市に訓練概要を説明しました。16日に加え、10日の訓練にもオスプレイの使用が調整されています。
防衛省によると、オスプレイ訓練は、陸自と米海兵隊による敵陣地への攻撃に際し、両部隊を敵陣地後方に輸送(ヘリボーン)し、敵の退路を遮断することにより正面からの攻撃を援護するというシナリオで行われます。
事故や騒音被害を懸念する住民らが情報提供を求めている米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)から饗庭野演習場までのオスプレイの移動経路については、「米海兵隊において検討中」とし、明らかにしませんでした。
共同訓練に参加するのは、陸自第37普通科連隊(大阪府和泉市)の約150人、米海兵隊第3海兵連隊第3大隊などの約180人。使用するオスプレイは1〜2機とされています。
国内の日米共同訓練でオスプレイが使用されるのは初めて。防衛省の説明にたいし高島市の福井正明市長は、「訓練開始まで2週間を切っており、市民に知らせる手段がない」と不満を表明しました。