2013年9月21日(土)
オスプレイ 4日連続夜間訓練
沖縄 騒音防止協定を逸脱
防衛相事実認める
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米海兵隊普天間基地所属(沖縄県宜野湾市)の垂直離着陸機MV22オスプレイが、19日までの4日間連続で、日米間の騒音防止協定により飛行が制限されている午後10時を過ぎた夜間飛行訓練を強行しました。
小野寺五典防衛相も20日の記者会見で「防衛省としても確認している」と述べ、夜間飛行の事実を認めました。
オスプレイは計3機が、19日午後9時30分から45分にかけて普天間基地を相次ぎ離陸、同10時すぎに鈍い重低音を響かせながら戻るのが確認されました。
県環境保全課によると、滑走路南側の上大謝名(うえおおじゃな)公民館に設置した測定機で、同日午後10時19分に88・7デシベル、同10時25分に89・6デシベル、同10時31分に94・8デシベルをそれぞれ記録しました。
16日は午後10時57分に91・7デシベル、17日は同10時14分に90・9デシベル、18日は同10時48分に90・4デシベルを記録するなど深夜飛行が常態化しています。90デシベル以上は「騒々しい工場内」と同等の騒音レベルを表します。
普天間基地の滑走路北側にある同市野嵩(のだけ)2区の新城清子自治会長は「追加配備以降、騒音は一段とうるさく感じる。子どもたちは夜の8時、9時には寝る。受け入れたくて受け入れているわけではないのに生活環境が破壊されるのはおかしい」と語り、反発を強めています。