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2013年9月21日(土)

再稼働より汚染水対策

官邸前抗議行動

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(写真)「原発を廃炉に、再稼働するな」と抗議行動する人たち=20日、国会正門前

 首都圏反原発連合(反原連)は20日、「原発なくせ」と訴える首相官邸前抗議行動を行いました。前日、東京電力福島第1原発を視察して、“放射能汚染水は完全にブロックされている”といった安倍晋三首相。2800人の参加者(主催者発表)から「汚染水がコントロールされているなんて口先だけ」「危機的状況で再稼働なんてもってのほか」と怒りの声があがりました。

 「再稼働より汚染水対策をしろ」「このまま全廃炉」などのプラカードが揺れる官邸前。反原連のミサオ・レッドウルフさんが「原発がなくても日本の電気はまかなえています。再稼働する理由はない。私たちは二度と再稼働は許しません」と訴えました。

 さいたま市の女性(41)は「2年半たっても何も収束してないなんて世界に対して申し訳ない。汚染水をコントロールできるというならしっかりやってほしい」といいます。

 東京都千代田区の女性(70)は「今朝の地震のときも福島と女川(の原発)のことが本当に心配でした。原発はすべて廃炉にしなければいけません」。

 東京都墨田区の男性(55)は「汚染水を海に流すようなお粗末な国に、原発を動かす資格はない」と語りました。

塩川・吉良氏スピーチ

官邸前

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(写真)スピーチする塩川鉄也衆院議員(右)と吉良よし子参院議員あ=20日、国会正門前

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員と吉良よし子参院議員は20日、原発に反対する首相官邸前抗議行動に参加して、スピーチしました。

 塩川氏は、衆院経済産業委員会での調査を報告し、「東電に汚染水や原発の問題を処理する当事者能力はすでにない」と指摘。「東電を破たん処理し、国の責任で事故処理に総力をあげるべきだ」とのべました。

 吉良氏は、安倍首相が東電福島第1原発5、6号機の廃炉を求めたことについて「福島原発に限らず、日本にあるすべての原発を廃炉にすべきです。全原発をなくすまでともに声をあげ続けましょう」と訴えました。


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