2013年9月19日(木)
第8回中央委員会総会について
2013年9月18日 日本共産党中央委員会書記局
一、日本共産党第8回中央委員会総会は、9月18日、党本部で開かれた。総会には、幹部会が決定した「決議案」が提案され、志位和夫幹部会委員長の報告は、この案文を説明する形で行われた。
一、志位委員長は最初に、この総会の任務は、第26回党大会の招集と、その大会に向けた「党勢拡大大運動」の提起の二つであり、「決議案」では、情勢と党の任務を包括的にのべることはしておらず、引き続き「党創立91周年記念講演」が、決定後の「決議」とともに政治的意思統一の基本文書となるとしたうえで、「決議案」の内容を丁寧に説明した。
「決議案」は、(1)参議院選挙の結果と教訓について、(2)第26回党大会の招集と意義について、(3)「第26回党大会成功・党勢拡大大運動」のよびかけ、(4)党活動の総合的前進と一体に「党勢拡大大運動」の成功を、の4章からなっている。
(1)では、参院選の結果の意義、政治的教訓、宣伝・組織活動の教訓、最も遅れた分野としての党の自力の問題の4点を明らかにして、参院選の総括をおこなっている。ここでは、今回の躍進が「実力以上の結果」であることを直視し、躍進を本格的な流れにしていく上で強く大きな党をつくることが絶対不可欠であると強調している。
(2)では第26回党大会を2014年1月15日から4日間、伊豆学習会館で開催すること、その議題、大会の意義を明らかにしている。
(3)では、大会の成功をめざして党勢拡大に思い切って力を集中する「第26回党大会成功・党勢拡大大運動」を8中総から来年1月末までの運動として呼びかけた。党員拡大を中心・根幹にすえた運動として、すべての党支部が新しい党員を迎えること、すべての党組織が日刊紙、日曜版とも25回党大会時の水準を回復・突破することなどが目標である。「決議案」は、この「大運動」の政治的意義を、日本共産党に投票してくれた515万人の期待に応える、躍進を本格的な流れにする、日常不断に党勢拡大にとりくむ気風を定着させる――の3点にわたって強調している。
(4)では、「大運動」を成功させる上での留意点を、安倍政権の暴走とたたかう国民運動の発展と一体に、「国民に溶け込み結びつく」力を強めて、「集い」を活動の軸に、量とともに質を、中間地方選挙の勝利といっせい地方選の候補者の年内決定とあわせて――など4点にわたって具体的に明らかにしている。
一、決議案について、23人が討論した。
一、志位委員長が討論の結語をのべた。提出された意見にもとづく決議案の修正を提案したあと、「大運動」の政治的意義について「第26回党大会成功」と銘打つことの意味を補足的に解明した。「大運動」成功の客観的・主体的条件が豊かに広がっていることを、討論もふまえて明らかにした。最後に、8中総決議の徹底について、記念講演ダイジェストDVDと一体で一気に進めることの重要性を強調した。
一、総会は、決議案と結語を全会一致で採択し、大会の成功に向け、「党勢拡大大運動」の目標達成へ全党の先頭に立って奮闘することを誓いあって、閉会した。