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2013年9月18日(水)

差別なくそう東京大行進

22日・都内

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(写真)差別撤廃東京大行進のフライヤー

 人種や国籍、性別などのあらゆる差別をなくすために日本政府や社会にアピールしようと22日、東京都内で「差別撤廃東京大行進」(主催・People’s Front of Anti−Racism)が行われます。

 コリアンタウンとして有名な東京・新大久保や大阪・鶴橋などで行われている民族差別を助長する「ヘイトスピーチ(憎悪表現)デモ」に反対する人たちが中心となり計画。スタッフには立場も考え方も、年齢層も違う、多様な人たちが集います。

 スタッフの一人、大学生の手塚空さん(22)は3月、ツイッターでヘイトスピーチに反対する人たちがいることを知り、参加するようになりました。「民族差別、人種差別の潮流が強まることに危機感を持った人たちが『いま動かなければ』という思いで集まっています」と語ります。

 スタッフで話し合って決めた大行進のテーマは、日本も加盟している人種差別撤廃条約の「誠実な履行を日本政府に求める」、その一点です。

 米国で50年前、20万人以上が参加し黒人差別の解消を求めた「ワシントン大行進」や、大阪で7月に人種や民族の違いを理由とした差別などに反対し共生や寛容をテーマに行われた「仲良くしようぜパレード」などに刺激を受けました。

 「差別は自分たちの問題であり、社会全体が当事者。今回は首都・東京で行いますから大阪のパレードから一歩すすめて積極的に政府へ差別撤回の対策を求めようということになった」と手塚さん。

 メディアからも注目され、賛同人も毎日、増えています。スタッフを務めるのは初めての経験で「期待と不安が入り混じっています」と緊張ぎみですが、「多くの人に参加してほしい」と呼びかけています。

 新宿中央公園水の広場に12時半集合。柏木公園までの3・9キロを歩きます。詳細はホームページ(http://antiracism.jp/)で。賛同人からのメッセージを読むことができ、プラカードもダウンロードできます。


 人種差別撤廃条約 1965年に国連総会で採択、1969年に発効しました。日本は1995年に加入。同条約は、差別を「人種、皮膚の色、世系または民族的もしくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限または優先」と定義。性差、性的指向、心身の障害、年齢などによる差別も対象として対応している締約国も多い。


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