2013年9月18日(水)
秘密保護法案に反対
日本ペンクラブ表明
日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は17日、安倍内閣が秋の臨時国会に提出を狙う「秘密保護法案」について反対する意見書を発表しました。
意見書は「秘密保護法案」について「現在の日本社会において総合的な秘密保護法制は要(い)らないし、むしろ作るべきではない」との立場を明らかにした上で、「秘密保護法案」の問題点を列挙しています。
同法案の問題点について、(1)「特定秘密」に指定できる情報の範囲が過度に広範である(2)市民の知る権利、取材・報道の自由が侵害される(3)行政情報の情報公開の流れに逆行する(4)「適性評価制度」はプライバシー侵害である―と指摘。
その上で「この法律案の検討の過程自体が非公開とされており、どのような必要性を前提に、どのような議論がなされ、このような重要な立法がなされようとしているのか、国民の側に知る手段が示されていない」と批判しています。