2013年9月16日(月)
TPP反対「オール奈良」 1050人集う
医療・JA・森林組合・生協…幅広く
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「考えようTPP(環太平洋連携協定) 私たちは守りたい みんなの医・食・住」を掲げて、「奈良県民の安心と安全を守る大集会」が14日、奈良市内で開かれました。
県医療推進協議会、県JAグループ、県森林組合連合会、県生活協同組合連合会が実行委員会をつくってよびかけたもので、「オール奈良」の画期的な県民集会となりました。
会場いっぱいの1050人が参加。入り口にはJAや県医師会の「TPP断固反対」と書いたのぼりが林立し参加者を迎えました。
県農協組合中央会の永田正利会長は「毎日が大変心配です。JAとしては自衛しかない。なんとかしなければと反対運動をしてきた」とあいさつしました。
「せやから、言うたやないか」と題して、県医師会の塩見俊次会長が趣旨説明。「TPPは国民の誰もが無関心でいられないことなので、各分野に声をかけた」とのべました。
各団体からの訴えで、平群(へぐり)町の生産農家は「大学の試算で、TPP参加後は農業生産が減少すると聞いて、農業をやめろと言われていると思った。日本的な農業も、いままで築いてきたものも、TPPでなくなってしまう」と切々と語りました。コラムニストの勝谷誠彦氏が講演しました。
集会には、日本共産党の沢田博県委員長や党地方議員団をはじめ多数が参加しました。