2013年9月14日(土)
何が「汚染水ブロック」か
官邸前抗議行動
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東京電力福島第1原発の汚染水が深刻な事態になっているのに、「状況はコントロールされている」などといって、原発再稼働を急ぐ安倍晋三首相。13日、首都圏反原発連合(反原連)が首相官邸前で原発に反対する抗議行動を行い、全国各地で抗議の声があがりました。
「毒水とめよ」「安倍さん! 汚染水処理の公約を世界が見ています」などのプラカードが目立った首相官邸前。3000人の参加者(主催者発表)が「原発やめろ」とコールしました。反原連のミサオ・レッドウルフさんが「首相が汚染水のことであんなうそをつくなんて国民として恥ずかしい。原発は1基たりとも再稼働させない」と訴えました。
福島県二本松市の男性(75)は「汚染水をブロックできているなんで大ボラだ。福島県民は誰も信じていません。コントロールできているというなら、やってほしい」といいます。「NO! 原発」と書いたそろいのシャツを着て6人の仲間と参加したさいたま市の女性(66)は「海に流れた汚染水をブロックするなんて本当にできるのか。首相は世界の人に約束したのだから責任をもってほしい。確実に廃炉にむかうよう声をあげ続けます」。
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東京都墨田区から参加した男性(38)は「首相は、うそで安全だといいはるのではなく、安全を実現するために原発再稼働はやめ、汚染水対策に全力を注いでほしい」と語りました。
日本共産党の小池晃副委員長(参院議員)、吉良よし子参院議員もスピーチしました。