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2013年9月8日(日)

竹山市長 ラジオで討論

「堺は ひとつ」大義あり

府が税収35%吸収 福祉低下に

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 堺市で、堺市を解体する「大阪都」構想に反対する現職の竹山修身市長は6日、同構想を推進する維新が擁立する西林克敏前市議と、MBSラジオ番組に出演し、両氏の初の直接討論を行いました。

 竹山氏は「都構想による堺の廃止・分割は許さない。堺はひとつ。堺のことは堺で決める」と力説。「都構想は大阪府と大阪市の二重行政の解消からスタートしたが堺市と大阪府の間には二重行政はない」と話しました。

 「都」構想に参加すれば東京都の制度により試算した場合、堺の市税収入約1300億円のうち約460億円が大阪府に吸い上げられるとし「市民の税金が市民のために使えず(開発など)府の広域行政のために使われるのは市民にとって不利益だ」と話しました。

 西林氏は「堺市民も大阪府民。仕事の役割分担を行う。そこにお金もついていく」などと述べましたが、竹山氏は否定し、「基礎自治体の税源の35%が府に吸収されるということだ」と指摘。現在は中学3年までの子ども医療費助成も政令市ならではの豊かな財源を使って実施しているが「都」構想に参加したら「福祉の低下につながるのは目に見えている」と話しました。

 番組側から「自民党と共産党など政策的には相いれない党から支持されているが、当選したらどう調整するか」と問われた竹山氏は「私はこれまでも政策ごとに是々非々で判断してきた。共産党とも自民党とも違う政策がある。しかし、今回は、堺はひとつ、堺を守り、自治都市堺を発展させるという大義のもとにいろんな政党や団体、市民が集まっている。自由や自治という堺の流儀を、私たちはなくしたくない」と述べました。


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