2013年9月6日(金)
米ネバダ州での「墜落」オスプレイ
機体全損、修復不能
米軍準機関紙
米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが8月26日に米西部ネバダ州で「ハードランディング」(硬着陸)し、炎上した事故で、機体は全損し、修復不能になっていることが分かりました。米軍準機関紙「星条旗」4日付(電子版)が報じました。
今回の事故について米軍は、損害額が200万ドルを超える、最も重大な事故である「クラスA」に分類しています。
同紙は、今回の事故を「ハードランディング」ではなく、「クラッシュ」(墜落)と表現。事故機が配備されていたミラマー基地(カリフォルニア州)発表の声明が「ハードランディングの後に起こった火災の結果として、今回の事故はクラスAであると決定され、事故機は修復不能な損傷を受けている」と述べていることを指摘しています。
小野寺五典防衛相は3日の記者会見で、今回の事故が「クラスA」に分類されたことについて「事故の問題というよりはむしろ損失金額(の問題)だ」と述べ、問題を小さくみせようとしています。しかし、「星条旗」紙の報道はそれとは逆に事故の深刻さを物語っています。