2013年9月2日(月)
官邸前スペシャル抗議
稼働ゼロから原発ゼロへ
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首都圏反原発連合(反原連)は1日、東京電力福島第1原発の放射能汚染水が流出している事態と、関西電力大飯原発が検査停止することを受け、「緊急!! 大飯原発3号機停止直前スペシャル!!」として、首相官邸前で日曜日の抗議行動を行いました。
国内で唯一稼働している大飯原発は、3号機が2日深夜に、4号機が15日に検査停止し、昨年7月以来、再び原発の稼働がゼロになります。この日の抗議行動は、官邸前と国会正門前のファミリーエリアで実施され、官邸前では「稼働ゼロから原発完全ゼロ」「今こそ原発やめる決断」などのプラカードが見られました。
「東電も政府も、再稼働と輸出なんかより汚染水対策でしょ。安全が最優先というなら福島をないがしろにするな」(東京都板橋区・47歳男性)など、汚染水問題への怒りの声があふれました。猛暑が直撃するなか、2300人(主催者発表)がドラムやトランペットの演奏にあわせて「再稼働反対」「原発やめろ」と唱和しました。
初めて参加した東京都練馬区の男性(58)は、「関西電力の圏外は原発ゼロで猛暑を問題なく乗り切りました。自然エネルギーの開発に努力すれば、ますます原発の必要性は薄れる。このまま全原発廃炉にすべきです」と話しました。
東京都目黒区から初めて参加した女性(30)は「東京でオリンピックをしようとしているけど、汚染水で危険な状況にある国に外国から人を大勢呼ぶなんて無責任です。まずは福島の事故対策に全力を尽くし、原発を廃止してからです」と語りました。