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2013年8月31日(土)

再稼働・輸出 安倍政権に抗議

金曜日行動 各地で

汚染水 東電任せダメ

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 東京電力福島第1原発事故の汚染水漏れ問題が重大な局面を迎えているなか、原発ゼロを目指す行動が30日、全国各地で行われ、原発の再稼働に反対する声が次々とあがりました。


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(写真)「再稼働反対」「原発やめろ」の抗議の声をあげる人たち=30日、首相官邸前

官邸前

 「放射能汚染水対策より再稼働に力を注ぐ政府は許せない」と山形県から初参加した男性(45)は語ります。首都圏反原発連合(反原連)が30日におこなった首相官邸前抗議行動。放射能汚染水が海に流出する福島第1原発の非常事態のなか、原発を再稼働しようとする安倍晋三内閣に、3300人(主催者発表)の参加者は抗議の声をあげました。

 ドラム隊のリズムにのせて「海を汚すな」「再稼働反対」とコールが響きます。「放射能毒水とめろ」「電力会社&政府 責任とれ」のプラカードも。

 首相官邸に向かって反原連のミサオ・レッドウルフさんが「福島原発事故が収束していないことを公表していただきたい。再稼働は絶対にさせない。9月15日に大飯原発がとまったら、そのまますべての原発をとめなさい」と訴えました。

 東京都江東区に住むブラジルの留学生(28)は「汚染水漏れは、事故の対応を東電任せにしてきた政府の責任です。太平洋の魚は世界中の人が食べる。原発輸出なんてありえない」といいます。

 19歳の娘と一緒に千葉市から参加した男性(50)は「汚染水の被害は拡大しているのに、政府も東電も『全力で取り組む』と口先だけで、うんざりです。原発を安全に動かす力も資格ない」。初めて参加した娘さんは「汚染水のニュースを見て、原発事故はまだ終わってないんだと思いました。再稼働には反対です」と話しました。

笠井・吉良両議員 輸出撤回を

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(写真)スピーチする笠井衆院議員(右)と吉良参院議員=30日、国会前

 官邸前抗議行動には日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員が参加してスピーチしました。

 吉良議員は「本気で国が責任を持って汚染水の対策をする、日本中の原発をなくす、これしか道はないはずです」と訴えました。

 笠井議員は、「政府が全責任をもち、非常事態の態勢で汚染水対策をしっかりするよう、再稼働も輸出もただちに撤回するよう、求めていこう」と呼びかけました。


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