2013年8月31日(土)
原発汚染水を海に流すな 国が責任持って
福島で全国で抗議デモ
福島第1原発から放射能に汚染された地下水が海に流出し続けています。30日、汚染水対策に国が責任を持つことを求めるデモ行進が福島市でおこなわれ、首相官邸前をはじめ全国各地で「原発ゼロ」「再稼働反対」を訴える金曜日行動がくりひろげられました。
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ふくしま復興共同センターが主催した福島市のデモは、緊急の呼びかけのなか同センター加盟団体や勤め帰りの労働者などが参加しました。「汚染水を海に流すな」「汚染水対策 国が責任持ってやって」など手書きのプラスターを掲げる人もいました。
参加者の女性(22)は、「不安でいっぱいです。東電は管理する態勢がなってないし、やる気がないのではないかと疑ってしまいます。今からでも国主導で本気になって対策をとってほしい」と語ります。
デモ出発前の集会で同センターの斎藤富春(よしはる)代表委員は、「国家的な非常事態だということを国と東電にはっきり認識させたい。福島の怒りを伝えよう」と訴えました。
日本共産党の宮本しづえ県議は、「国が東電まかせにしてきたことが事態をここまで深刻にさせた」と批判し、早急に国の態勢を確立するよう求めました。
この後、県庁前から繁華街までデモ行進。「原発ゼロ」「再稼働反対」を掲げる金曜日行動に合流しました。市民から注目され、「そうだ、がんばれ」などの声も飛びました。