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2013年8月29日(木)

TPP反対の声さらに

JA岩手県中央会が総決起集会

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(写真)「団結ガンバロー」を三唱する集会の参加者ら=28日、盛岡市

 JA岩手県中央会は28日、盛岡市で「岩手県農業者総決起集会」を開き、800人が参加しました。

 採択した集会決議は、津波被害を受けた農地の復旧の遅れ、福島原発事故の影響による農畜産物の放射能汚染や風評被害、豪雨での農地冠水被害など、「農業・農村はきわめて憂慮すべき事態」と指摘。▽震災・原発事故からの早期復興に全力をあげる▽農業・地域社会の崩壊を招くTPP参加を断固阻止する―など4項目の活動方針を決めました。

 主催者あいさつで田沼征彦会長は、県南と県央を襲った豪雨による農地被害の復旧に全力で取り組むと報告するとともに、国益に沿わないTPP参加には断固反対し今後も国に要請していく―と強調。徹底した守秘義務のため交渉状況がわからないのはやるせない思いだとのべました。

 来賓として達増拓也知事(代理)、県選出の国会議員などがあいさつ。日本共産党の高田一郎県議も出席し、紹介されました。

 参加した専業農家の女性(64)は「TPP参加を阻止するには、反対の声をとにかく大きくするしかない」と語りました。

 集会後、参加者らは市内をデモ行進。繁華街でビラと新鮮なキュウリを入れた袋300セットを配りました。


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