2013年8月28日(水)
新築へ最大200万円
7月豪雨、被災者に独自補助へ
岩手・岩泉町
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津波被災地の岩手県岩泉町は、7月に同町国境・見内川地域を襲った集中豪雨災害で、新築・購入を希望する世帯に最大で200万円、修繕を要望する世帯にも最大で100万円を、被害程度に応じて町独自に補助する方針を決めました。20日に開かれた同町議会全員協議会で説明しました。
これらの補助額は、津波被災者らが住宅再建をめざす際に、町が独自に補助するのと同じ水準です。最終的には9月定例議会で決定します。
同町では7月28日夕方から夜にかけて3時間で133・5ミリもの大雨が降り、避難指示が発令され、35世帯48人が一時避難しました。
住宅被害に関しては床上浸水が6棟、床下浸水が15棟発生しました。地区住民からは「床下浸水が9世帯増加した」と申し出があり、町が調査中です。
また町は、床上浸水以上の被災者にたいしては、国保税、医療費の一部負担金、町県民税の相当額を補てんする予定です。
日本共産党の林崎竟次郎町議は「今回の町の施策は一歩前進だ。さらに津波被災者と同様に、豪雨災害の被災者も、住宅再建のための国(200万円)と県(100万円)からの支援金300万円をもらえるようにすべきだ」と話しています。