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2013年8月28日(水)

八ツ場ダム 99億円計上

概算要求 本体工事費は5年ぶり

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 国土交通省は27日発表の2014年度予算概算要求で、八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の本体工事費を5年ぶりに盛り込みました。ダム建設に伴う道路の付け替え工事や用地補償などの生活再建事業費と合わせる形で計99億3100万円を計上。本体工事費、生活再建事業費などの具体的な内訳は、14年度予算成立後に策定する実施計画の中で明示します。

 八ツ場ダムの本体工事費は09年度予算に計上されましたが、民主党政権が事業の凍結を決定。「コンクリートから人へ」を掲げた民主党政権は、その象徴として八ツ場ダム事業をあげていました。

 ところが、11年末に民主党政権は路線を転換。新幹線や外環道など大型開発復活路線に舵を切り、八ツ場ダム建設も継続することを決定しました。

 自民党は「国土強靭(きょうじん)化」を掲げ、10年間に200兆円というばく大な公共投資を行うとして、不要不急の新規事業を推進する構えです。

 国土交通省は、凍結による八ツ場ダム事業の遅れを理由に、完成時期を15年度から19年度に延期。総事業費は約4600億円としています。


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