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2013年8月28日(水)

日本は正しい歴史認識を

国連総長 日中韓関係で発言

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 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は26日、ソウルでの記者会見で、日本と中国、韓国の関係が悪化していることについて、日本政府が「正しい歴史認識」を持つよう求めました。「国連事務総長として個別の2国間問題に深く介入することは望ましくない」とした上で、「歴史認識問題や政治的な理由で緊張関係が続いていることを極めて遺憾に思う」と述べました。

 潘氏は日中韓3カ国の関係はアジアだけでなく世界的に重要だとして、「北東アジアの指導者が未来をみながら、自国の発展だけでなく北東アジアの発展、アジアの発展、全世界的な共存・共栄・発展のためにどのようなことができるのかについて、もっと広い視野を持つことが必要だ」と呼び掛けました。

 日本の憲法改定の動きを周辺国が憂慮していることに対する「国連の立場」を問われた潘氏は「政治指導者の決断が必要だ。正しい歴史認識を持つことが必要だ。そうしてこそ他国からも尊敬と信頼を得るのではないか」と指摘。「歴史をどう認識して、未来志向的な善隣国家関係を維持できるのか。日本政府や政治指導者が非常に深く省察し、未来を見通すビジョンが必要だ」と強調しました。


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