2013年8月26日(月)
子育て・仕事、悩み交流
母親大会が閉幕
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第59回日本母親大会は25日、東京都内の各所で35の分科会が開かれ、子育ての要求や悩み、女性の権利、地位向上などのテーマにわかれて学習・交流しました。前日と合わせてのべ1万2700人が参加し、幕を閉じました。
「TPPに参加するとどうなるの?」の分科会に参加した長野県飯田市の女性(65)は「環太平洋連携協定(TPP)反対の運動を地域に帰って広げようというすごい熱気でした。JAや医師会と共同で学習会をするなど各地の運動に学び、県や地域の母親大会でも訴えていきたい」。
ビッグてい談や特別企画、シンポジウムも行われました。
特別企画として初めて開かれた「いっしょに考えよう! まなびカフェ」では、非常勤の職員が妊娠したら退職となる実態など、女性の働き方について交流。東大阪市の保育士は嘱託の非正規職員について、「同じ仕事をしていても社会保険も生理休暇もない。組合で全員正規職員にするよう求めている」とのべました。
シンポジウム「子どもが健やかに育つ学校って?」では、国・自治体に求めるもの、学校・家庭・地域に求められるものについて、小学校の教員や保護者、研究者の報告をうけて交流しました。大分市から初めて参加した女性(37)は小学校1年と6年の子どもがいます。「先生と話をしたいが、会議や資料づくりで忙しいと知りました。母親大会でいろんな行動をしている人たちがいることを知り、私もがんばろうと思いました」